檀家管理ソフトの選び方|“名簿管理”から檀信徒カルテ“ご縁の見える化”へ

従来の檀家管理ソフト(システム)とは?
名簿管理・過去帳・法要予定の記録
従来の檀家管理ソフト(システム)は、主に名簿管理、過去帳、法要予定の管理など、業務の記録や名簿整理に特化していました。情報は「ある」けれども、「つながり」までは見えてこないことで、寺檀関係の交流記憶という最も大切な資産が残っていかないという課題があります。
なぜ「檀家管理」に特化したソフト(システム)が主流だったのか?
紙台帳やExcelから移行する形で、多くの檀家管理ソフト(システム)が登場しましたが、多くは「事務作業の省力化」に重きを置いた構造でした。寺院と檀信徒や地域との関係が密接だった時代は「名簿化する」ことに重点を置き、「関係を築く」必要がなかったため、檀家管理ソフトでもその視点は薄かったのではないでしょうか。
また、新規のご縁、つまり檀家ではない施主や相談者の記録をつけてる寺院もかなり少なく、せっかく新たな縁を得てもその後、スムーズに檀信徒や会員になっていただく流れが作れていない寺院体制も散見されます。
檀家管理ソフトは名簿管理はできても“つながり”は見えない
檀家管理ソフトやシステムでたとえ正確に檀家の施主名簿管理ができても、檀信徒とのやりとりの履歴や、弔いの歴史、故人や遺族の想い、相談内容は記録されず、住職や婦人の記憶に頼るしかなく、属人的なままでした。
その結果、住職になるまでは一般職や他寺院で務める僧侶が増えたり、在家から嫁いだ若嫁さんや就職した約僧や事務員が増えている現在。スムーズに檀信徒や地域の方々と交流が図れずストレスを抱えている声をよく弊社に相談いただく寺院から寄せられます。
寺院側がストレスを抱えているということは檀信徒側も不審感や不便さ、また愛着心の低下を抱いている可能性があり、寺院運営維持にとって危険な種をはらんでいると感じています。
檀家管理に終始するとことで寺院が抱える課題
- 住職の世代交代とデジタル対応の必要性
- 若い世代との接点が薄れ、継続が難しくなっている
- 新規のご縁を檀信徒・会員に結びつけにくい
- 葬儀・法要依頼や会費継続の減少
- “関係性の希薄化”が寺院の未来を危うくしている
檀家管理ソフト(システム)の選び方とおすすめ比較ポイント
1. クラウド型とローカル型の違い
檀家管理ソフト(システム)は「ローカル型(インストール型)」と「クラウド型」に大きく分かれます。
ローカル型はパソコン1台やスマホ1台で使用するのが基本で、インターネットが不要ですが、場所や担当者が限られます。一方、クラウド型はインターネット経由でどこからでもアクセスでき、複数人の同時利用やスマホ・タブレットでの利用も可能です。
クラウド管理寺務台帳はクラウド型で、環境構築やソフトの更新も不要。セキュリティも世界最高峰のセキュリティを誇るGoogleのクラウドインフラを採用し、安心してお使いいただけます。
2. 檀家管理ソフトに必要な機能チェックリスト
- 名簿・家ごとの情報管理(施主・家族・住所)
- 法要や年忌の通知・記録管理
- 会費・護持費などの履歴管理
- 過去帳や故人の履歴管理
- Googleカレンダーによる寺院内予定共有
- 寺院内での同時編集・共有(役僧や婦人も編集・閲覧可)
- 使いこなせるためのサポート体制(電話・メール・Zoom対応など)
- 今後のアップデート予定・機能改善の相談対応
上記のうち、「名簿管理」「法要管理」は多くのソフトが対応していますが、「ご縁を深めるための記録」「クラウド連携による柔軟性」はごく一部に限られます。また。家にまつわる全ての情報を一元管理できる檀信徒カルテ™は弊社が提唱している仕組みなので弊社のみの仕組みです。
3. 檀家の名簿管理だけでなく「つながり」を重視するなら
単に名簿を管理するだけであれば、従来の檀家管理ソフトやExcelでも十分です。わざわざ費用をかけて導入する必要はありません。「管理さえできればいい」のであれば、それが最適の選択肢です。
しかし、管理ではなく“ご縁”を大切にしたいのであれば、弊社のクラウド管理寺務台帳以上にそのことを真剣に考えている会社も製品もない自信があります。
単なる管理ツールとしてではなく、「人とのご縁・関係性」を可視化し、「交流の記憶」を寺院全体で共有し、次の寄り添いへとつなげていく──そんな“お寺らしさ”を大切にしていただくお手伝いがしたいという思いを込めて開発しながら、会員寺院運営支援も実際に行っているからです。
だからクラウド管理寺務台帳の檀信徒カルテ™は、弔いや相談、感謝や悩みといった日々の対話を時系列で記録でき、住職だけでなく婦人や約僧・事務職員とも共有できるようにしています。ただ便利なツールを作っているのではなく未来の寺院につながる「関係性の履歴が残っている」ことが、次のご縁を自然に育てていくと確信しています。
その点、檀家の名簿だけでは、寺院が本当に大切にしたい“交流の記憶”は残りません。弔いのやりとり、遺族の想い、相談内容などを記録し、他のスタッフと共有できる「檀信徒カルテ」があることで、ご縁が自然と深まります。また、新規のご縁も記録・管理・検索できることで檀家以外とのつながりも増やすことが可能になります。
クラウド管理寺務台帳では、こうしたつながりの記録をベースに、次のご案内や法話、寄り添いが可能になり、新たなご縁も記録・管理することで契約につなげることができるため、「寺院らしさ」を大切にしながらDX化やコミュニケーションの促進、檀信徒・新規会員の増加が進められます。
クラウド管理寺務台帳が提案する「檀信徒カルテ™」とは
檀信徒カルテ型=関係の記録と見える化
クラウド管理寺務台帳では、檀家の名簿管理や過去帳管理に加え、対話ややりとりの記録、相談履歴、メモなどを時系列で記録できる「檀信徒カルテ」機能があります。属人化せず、誰でも「この方とどう関わってきたか」がわかります。
ただの「記録」で終わらせない。「会話」「寄り添い」につなげる
情報が見えることで、次に会ったときの対話が深まります。ひとりひとりに合わせた丁寧な対応も可能になります。人とのご縁を大切にしたい寺院には不可欠な視点です。
檀家管理から「共感」コミュニケーションの促進へ── “ご縁を育てる寺院DX”
これからの寺務に必要なのは、情報を管理・整理するだけでなく、“つながり”を見える化・育む仕組みです。クラウド管理寺務台帳は、ただの「管理ツール」ではなく、「共感をもってコミュニケーションする」ためのコミュニケーション促進システムです。
従来の檀家管理ソフトとの比較
機能 | 従来の檀家管理ソフト | クラウド管理寺務台帳 |
---|---|---|
名簿管理 | ◎ | ◎ |
葬儀・法要管理 | ◎ | ◎ |
檀信徒カルテ™(関係性の記録) | × | ◎ |
Googleカレンダー連携 | × | ◎ |
スマホ・タブレット対応 | △ | ◎ |
同時編集・閲覧 | △ | ◎ |
利用サポート | △ | ◎(費用内) |
寺院運営サポート | ✕ | ◎(費用内) |
まとめ|“檀家管理”だけでは、寺院の未来はつながらない
寺務の本質は、名簿の数や管理ではなく、ご縁の育みだと私達は考えます。クラウド管理寺務台帳は、そのための“新しいパートナー”として、300名を超える多くの寺院関係者にご活用いただいています。
導入をご検討の寺院様は導入を検討中の寺院様へでご紹介しています。
実際にご導入いただいた寺院様の事例は導入寺院の口コミでご紹介しています。
よくある質問
- Q. クラウド管理寺務台帳の費用は?
- 月額10,000円から導入可能です。ご寺院の規模や状況に応じたプランをご案内します。